2023/04/17 14:49
どうも、GAIです。
僕の描くものといえば「細密画」と「トライバル」です。
この2つ、ジャンルは全く違うのになんで一緒にかいてるの?というお話です。
僕の中でトライバルと細密画がどっちが先か?というと、トライバルが先でした。
それも20代後半になってから。
ネットサーフィンしていた時に、あるトライバルデザイナーのイラストを偶然発見し、めちゃめちゃ興奮したんですね。
今までもトライバルというものは見たことがあるハズなのですが、こんなに美しくかっこいいものがあるのかと、突然思いました。
絵は好きだったので、「描いてみよう!」と思い立って、100円ショップで筆ペンを買ってきていきなり描き始めました。
その日の事は今でも覚えています。
見様見真似で描いたトライバルは、今考えると酷い出来ですが、当時の自分的には
「めっちゃかっこいいわ最高!」
という感じでした。
それからも自由にトライバルを描く日々、自己満足ではありましたが楽しく描いていました。
しかし、ある時に「これじゃ売れない、へたくそだ」という人が現れました。
自分の絵に自信を持っていた僕は少し反発しますが、絵の事を言葉で認めさせることはできません。
この人にうまいと言わせるために努力をし始めました。
切っ掛けとしては些細なものでしたが、周囲に褒めてくれる人しかいなかった自分にはとても新鮮なストレスでした。
(そりゃ、絵描きにへたくそなんて言える人はそうそういないですよね)
いろいろ試行錯誤する中、課題として明確だったのが
「勢いで描きすぎ」という部分。
筆ペン画じゃないのですから、勢いも大事ですが何より丁寧さ。ペンで描く線1本1本にこだわっているかが問題でした。
そこで、より丁寧で微細なペン捌きを身に着けるために練習として取り入れたのが「細密画」というわけです。
1枚描くのに地獄のように時間がかかる絵ばかり。
トライバルは勢いで20分とか30分とかで描いていた僕には、10時間とか20時間とかかかる絵はまさに地獄でした。
しかし、毎日狂ったように絵を描いている中で、「絵を描き続けること」に対する耐性がつき、何の苦もなくなったのです。
こうして、GAIというアーティストの方向性が徐々に定まってきました。
現在の絵は、この細密画とトライバルが融合した新しいものということです。
是非、まんべんなく見てくださると幸いです。